それぞれの“憩い”の空間がそこにはありました【白川地区】


暖かい日射しはあるのですが、風はまだまだ冷たさを感じます。
十日戎の本戎も終え、残り戎で賑わう茨木神社同様
こちらもたくさんの参加者で賑わっています!(^^)!。


ここは茨木市内でも一番東。ちょっと歩けばそこは高槻市
そうです。こちらは「阪急東茨木ハイタウン白川住宅」の集会所です。
こちらで地域の方々向けに喫茶を開いておられます。
喫茶の名前は“いこい亭”と言われるそうです。
なぜ、“いこい亭”という名称になったのか…。
その辺りも含めて、実際にお邪魔してみました。


こちらでは月に2回、ワンコイン(100円)での喫茶をやっておられます。
場所も、約920戸のマンションの集会所ですので、中も広々とした感じ。
そこに会議用の長机とパイプ椅子を置いただけですが
そこに次から次へと皆さん集まられます。
中では、エプロンと頭にはバンダナを巻いた女性ボランティアさんが
コーヒーやお茶を沸かしてお待ちかね(^_^)v。


受付で100円を渡して、飲み物のリクエストをしてテーブルへ。
そこには顔馴染みのお友達がお待ちかね。
新年の挨拶だけは仰々しく
でもそれが済めばいつもと変わらず
年末年始の積もり積もったこともあったでしょうが
笑顔での会話の花があちらこちらでたくさん咲いていました(^o^)。


そうかと思えば
窓際の席で、他の皆さんを背に窓側を向き飲み物を横にして
静かに本を読んでらっしゃる男性の後ろ姿が…。
もしかしてこの場に馴染めなく孤立では…(-_-;)。
などと思っていましたら
「あそこに一人で居たはるやろ。よく来たはるけどいつも一人やねん。
でも、あれがあの人にとってもええねん。
だから、敢えて我々も構わんようにしてんねん。」と言うこと。


な〜るほど(^_^)!
人はそれぞれの空間を好む訳で…。
何人かの輪を好む人もいれば一人を好む人もいる。
孤立してしまって…と思いましたが
よく考えてみればこの喫茶の中にいつもいつも参加して下さっている。
人の輪の中に入ってきているんですよね!(^^)!。


ここに来て下されば、スタッフも顔が見られて一安心。
そういった思いで始められた地域の喫茶なんですから来てくれることが第一。
いろいろな形ではありますが
この喫茶の良さがふんだんに出ているのが良くわかりました(^-^)。



社協では地域福祉活動計画策定しました。
その中では、地域の拠点作りも取り組みとして挙げています。


この喫茶のような何を求めてくるわけでもない
ただ、誰かがいてお茶の一杯も飲めるから
話がしたかったらするし、したくなければ自分の時間を過ごす。
ちょっと困ったことでもあれば気軽に聞くことも出来る。
地域活動でがんばってくれている方々の
事務作業が出来る場所を見つけるのもがんばりますが
こういった何気ない空間を求めて来る人のために
また来てもらったことで見守りにもなる。
まさにこれが“憩い”の空間(場所)の良さ
“いこい亭”の良さなんでしょうね。
そんな風景を見ていると
「各地区にもそんな場所もあれば良いのになぁ…」と
おいしいコーヒーをいただきながら、つくづく感じました(^-^)。


「なんや写真もなく活字ばかりでしんどいやん!」
というお言葉もいただいていると思います。
写真も撮ってたつもりなんですが、私が機械音痴なもので
全然撮れていなかったのです(>_<)。申し訳ありません(;_;)。
再度こちらにはお伺いさせてもらい
今度こそこの空間の良さを皆様に観ていただこうと思います(^^;)。




( 職員 H )