地区福祉委員子育て支援研修会を行いました

2月28日(火)、地区福祉委員会担当者別研修会(子育て支援)を行いました。


やったるでーーー!!と地域福祉課で走り始めたこの企画。
当日、子育て支援に関わる福祉委員さん14地区30名と、
保健医療センターより保健師・栄養士の4名がご参加くださいました。



第1部は、保健医療センターの保健師・栄養士による「保健師・栄養士の地域連携について」。



↑[上]保健師 松田さん [下]栄養士 青田さん


保健医療センターは、子育てサロンにご支援いただいてることもあり、講演内容も具体的。
今どきの子育てについて、「悩みのないお母さんは少ない。お母さんによっても育児の捉え方は様々で、多様性が広がっている。“こうすべき”と指導するよりも、親の希望に寄り添いながらの支援へと変化している。子育てサロンのように、お母さんの悩みを聴けるような場所は意外と少ない。ネットなどで情報が溢れていても、「私の場合はどうかな?」と悩んでおられる方が多い。講座より、一人ひとり聞きだしてあげるような環境が望まれているのでは?」とご指導くださいました。
今まで、存在が見えにくかった専門職の関わり方。このお話をお聴きし、地域と専門職の距離がぐっと縮まったのでは?と思います。





第2部は各福祉委員会がごちゃまぜになり、子育てサロンにかける想いを語り合います。



地域に向けての想い、親や子どもに向けての想い、自分にとっての作用・・・。
意見が出る出る!
画用紙に張りきれないほどの想いが溢れだし、盛り上がりました。



皆さんの想いを確認したところで、
今日の目玉、サプライズ企画
子育てサロンであいうえお作文を作ろう!」にうつります。
そう。抜き打ちでございます。



A班=こ、B班=そ、C班=だ、D班=て、E班=サ、F班=ロ、社協=ンという具合に折句を考えます。

イムリミットはわずか。皆さんの想いを紡いだものは・・・



<こ>こども大好き!という熱い想いで<そ>そとに出て子育ての楽しさや悩みを分かち合い<だ>だれでも、いつでも、何度でも、気軽に参加できる子育てサロン。<て>手と手をつなぎ地域をひとつに<サ>さあ!!始めよう!!子どもと手をつなぎ地域の輪(和)に入ろう!(ハート)<ロ>老若男女で世代をこえた交流の場づくり<ン>地縁で支援の子育てサロン




なんともワンダフォーな言葉が生まれました!
みなさんの想いが一つとなった瞬間、思わず笑顔!私は涙!


福祉委員会の中でも、サロンの内容をどうすれば良いのか。内容がマンネリ化してきた。出てきてほしい親子ほどなかなか外に出てきてもらえない…など、お悩みをお抱えの中、この機会に原点に立ち返ったことで明日へのヒントをすくっていただいたのであれば幸いです。



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育児不安、子育てでの孤立、虐待・・毎週のように世間で取り沙汰されている現在。
「悲しい時代になったね」「そんな時代だから」「かわいそう」。
見てる人は嘆き、たくさん感じることは感じておられると思います。でも、皆きっと何をしたら良いか分からない。それはきっと 「かわいそうだけど、何かつき動かされるほどの事ではない」から。
世の中そういうことが多く、中々変わっていかないのは確か。
でも、社会や周りを見て「見て見ぬふり」だけは避けたいものです。知っていたのに「知らなかった」というやつです。
皆さんは、何か感じませんか。



皆さんの住んでる地域の「発展」を考える場合、『子育て支援に力を入れなきゃならない』ってことは、お分かりかと思います。避けて通れない課題です。若い人たちが「住みづらい地域、全くとり合ってもらえない地域、魅力ない地域」って、人が離れて誰もいなくなる・・・。
最近は、市内の地区福祉委員会の事業に学生が入るなんてことも始まっており、期待値は高まります。



今回参加して下さった福祉委員さんは、地域のため、親のため、そしてその子どものため、回り回って自分にとって。日々考え、悩みながらも地域での子育て支援を一生懸命に動いて下さっているのがひしひしと伝わってきました。



色々なサロン同士が同じ事業について取り組んでも、取り組み方法はその地域性でみんな違う。それらの話をミックスして聞いたとき、新しいアイデアとか、いわゆる「もっとうまくいく」方法が見つかるんだろうと思います。
「今後は定期的に開いてほしい」というご感想もいただきましたし、次はお茶飲み会的な気楽な雰囲気で、でも内容は真面目に、集まって話す日があっても良いでしょうね。


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社会福祉協議会は、地区福祉委員会のパートナーです!

地区福祉委員会で新たなことを始めるにあたっては、心配なことや不安もあるかもしれません。
プログラムのマンネリ化や活動中のトラブルなど、活動の担い手や参加者の話し合いだけでは解決が難しい場面があるかもしれません。
何か困ったことがある場合には、自分たちで抱え込まずに、ぜひ社会福祉協議会にご相談ください。


例えば・・・・プログラム作りのアイデア ・活動場所の紹介 ・専門家などの人材の紹介 ・地域の専門機関・団体などとの連絡調整 ・研修の開催 ・担い手や参加者の募集などの広報 ・ボランティア活動保険などの紹介 など



【 職員 U 】